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2020年10月28日
喫茶室 主茶碗は千家十職 樂家七代長入の黒楽。
【月の一度の喫茶室】
今日の中條文化振興財団「月に一度の喫茶室」のお茶席の担当は、讃岐高松藩の茶道頭格であった武者小路千家。
その中でも別格の先生方が担当されるお席。
10月が茶の湯の世界の年末ということからか、コロナであらゆるものが押さえつけられていた2020年の厄払いもこめてか、それはそれは立派なお席で、
初めて喫茶室に参加した佐々木良くんも、すっかり茶の湯に傾倒。続けて参りますと宣言するほど。
今日の小間のキーワードともなる「細川幽斎。」は、明智光秀の娘 玉(ガラシャ)の夫 細川忠興の父。
秀吉の側近として千利休とともに可愛がられた文化人で、二条流の歌道伝承者三条西実枝から古今伝授を受け、近世歌学を大成させた歌人。
帰ってからwikiをみると、幽斎は、文化人というだけでなく、剣術等の武芸百般、和歌・茶道・連歌・蹴鞠等の文芸を修め、さらには囲碁・料理・猿楽などにも造詣が深く、当代随一の教養人とある。
秀吉にとれば、自分にないものを全て持つひとだったのでしょうね。
戦国の世の文化教養人「細川幽斎」に合わせ、お道具も普段触れることが出来ないようなものが。
主茶碗は千家十職 樂家七代長入の黒楽。
利休好みの茶道具を作る職方千家十職以前の茶道具は唐物と呼ばれる大陸渡来ものが多く、
樂家初代 長次郎の父阿米也も中国渡来の陶工で、樂焼技術が中国明時代「華南三彩」に繋がることから、南中国福建省あたりの出身と言われている。
他にも、細々と書くとはてないが、このあたりで。
岡田先生の立礼 薄茶席も、隅々にまで「秋」を散りばめたお席で、秋の野が描かれた茶入の蓋を開けると螺鈿の秋の虫がおりました。
たぶん、あの時のお茶席はと後々までお話に出そうな2席、ありがとうございました!
お茶席の写真はアップしませんが、私たちの満足げな顔で、本日のお茶席の素晴らしさをお察しください(笑)


大好きなミサワ先生に 佐々木良くんを紹介。

立礼席の掛物。花入れは虫籠。
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Posted by まちかど漫遊帖 at 11:48│Comments(0)
│るいまま
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