漫遊帖「暦」
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■取材等について■ 取材等のご依頼は、ガイドブックにのせているツアー申し込みの連絡先への直接のアポはご遠慮ください。まちかど漫遊帖事務局または総合プロデューサーるいまま まで。



2022年12月31日

終いの日の入り





【終いの日の入り】

初日の出に誓いをたてるなら、#終いの日の入り にご報告やらお礼やらもいるんじゃないか?と、ふと思う。

今年の元旦は明け方近くに戻ってきて、初風呂に入ったあと、近所で日の出を拝むかとパジャマにダウンを重ねて、誰もいない町にでてみたが、

住宅やビルにかこまれ、どれが初日の出かよくわからなかった。

母屋のベランダから眺めていた「終いの日の入り」は、紫雲山の向こうで、赤々とひかり、風に流れる雲は風景を変え、15分間の物語を見ているようだった。



15分間の空

2022年最後の太陽のひかりが 雲を照らす。




北から獅子がでてきた。




最後は、沈みゆく太陽を惜しむように雲が掴みあげるが、




2022年の太陽は、静かに沈んでいった。





  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)るいまま

2022年12月25日

音楽と言葉「クリスマスキャロル」at蔵カフェこうらく 12/25 記録



【音楽と言葉「クリスマスキャロル」at蔵カフェこうらく 12/25 記録】




12年目の音楽と言葉「クリスマスキャロル」。2022年の2日目は宇多津・#蔵カフェこうらく。

当初は、百年料亭公楽の大広間にできた蔵カフェで公演もお食事もいたしましょうと話していたのだけれど、クリスマスキャロルのお話の内容から考えると、あの #公楽のダンスホール を使わない手はないなとひらめき、

本番1週間ほど前に、公楽の女将に「ダンスホールを使うとなると、公楽さん的には大変?」と聞くと、「いや、私からもダンスホールでやったらどうかと提案しようと思っていたんです」とお返事。なんと!

公楽のダンスホールは、コロナ前は #うたづの町家とおひなさん のイベントに使われたり、漫遊帖のまちあるきのときに見学をさせていただいたりはしていたのだけど、ここで演劇や音楽のイベントをするのは久しぶり。

しばらくつかっていないところは、お掃除からはじめないといけないし、ほんとに大変なことなのに、引き受けてくれた公楽さんには、なんとお礼をいえばいいやら。


味のある建物が大好き。いつかはダンスホールで公演をとおもっていたことが実現し準備にも力がはいっておりましたが、本番2日前からはじまった大寒波!

コンクリート打ちの床の木造住宅の寒さ対策が切実なものになり、そこからは、とにかく暖かく暖かくと準備。

前日の、#讃岐おもちゃ美術館カフェ の本番がおわり、いつもならだらだらするのに秒で片付けをおわらせ(それでも帰ってケーキ食べたりしたけどさ(笑)、翌日に備え、朝、8時すぎには音響照明の谷やんと、きんじさんと、るいままは高松を出発。

9:00すぎ
丸椅子を載せたるいまま号、音響照明機材を載せた谷やん号、ピアノを載せたきんじさん号到着。





粛々と準備をするめていると、10:00ぴよを載せたくりす号到着。(ぴよは、誰かが運ばないといけない機材扱い(笑)



今日は、古い建物ゆえに電源のことや寒さのことも考え、ゲネプロをがっつりやりましょうと話していたので11:00前にはゲネプロ開始。公楽さんが朝からストーブをつけてくれていたので、部屋もだんだん暖まってきました。





12:00 昼席のお客様が階上の蔵カフェでお食事を始めたので、私たちも音出しを終え、女将が差し入れてくれた、丸亀 #中野餅店 のおはぎを静かに食べて腹ごしらえ。このおはぎは、注文していないと買えない希少なもの。美味しい!




13:00 お客様のお食事が終わり。三々五々にお客様が降りてこられます。「寒いですよ。コート着てもいいですからね」とお話したけれど、二階がぽかぽかだったから、このくらいが気持ちいいよ~と言われる方も。

入口付近のみなさんは、隙間風もありますが、公楽さんがひざ掛けも準備してくれていて万全。

昼席には、昨日クリスマスコンサートを終えた、私たちもファンである声楽家のおかやんやピアニストの順子さんがくることは知っておったのですが、なんと!ぴよの声楽の先生でもある渡辺理香先生が合唱団のみなさまと来てくださっていることがわかり、一気にぴよが慌てだす(笑)










14:30 みなさんのあたたかい応援によって、会場もあたたかくなり、昼席無事終了。理香先生とお互いに、ぴよのことしっかり見守りましょう!と約束しあう。

盆点前ガールズの阪根さんが、来年用の宣材写真を写してくれました。上手にのせてくれたので、みんな良い笑顔!




お昼のまかないは、蔵カフェこうらくの人気メニュー、料亭の卵焼きのサンドイッチ。これはほんとに美味しい! 力出るわ!






16:00 夜席のお手伝いをしてくれる、奈美ちゃん、洋子ちゃん到着。打ち合わせの姿が、どうみても懇談中。




16:30 お客様が集まり始めました。夕方に降った雨が虹を運び、ダブルリングが空にかかっていたとのこと。なんて幸先の良い!

17:00 夜席はじまりました。闇が会場を包むと、ますます妖しさを増すダンスホール。まさにスクルージの部屋のようです。








構成・語り るいまま
サックス 金澤賢治
ピアノ 石川由美
うた 日下ゆうこ

音響・照明 るいまま組(谷口・宮崎)


18:00きっかりに 音楽と言葉「クリスマスキャロル2022」の公演終了。昼席は長めだったのですが、夜はお食事が待っておりますので、いらぬことは喋りません(笑)

蔵カフェこうらくのクリスマスのお料理。お出しのきいたお汁がものすごく美味しい。私たちも一緒にお料理をいただきます。





昼席はご一緒できなかったので写せなかったのですが、夜席でみなさまと記念写真。みなさん良いお顔です。ありがとうございます!











19:30 お食事終了! お開きでございます。

前日、ケーブル巻きを習得した奈美ちゃん、この日も谷やんの助手として音響照明の片付けをかってでてくれました。ありがとうね。






#蔵カフェこうらく のみなさん。微に入り細に入り、準備くださり、ありがとうございました。

寒さなど少しも感じない、あたたかい思いのこもった、楽しい1日になりました!


*******************

2日間3公演 音楽と言葉「クリスマスキャロル2022」。今年もたくさんのお客様が、大寒波のなか足をはこんでくださいました。




音楽と言葉「クリスマスキャロル」は一度ご覧になったかたが、翌年はお友達をつれてきてくださったり、場所が変わるとぜんぜん違うお話のように思えたと言ってくださったり不思議な力をもつ作品です。12年も公演を続けているのに、慣れたり飽きたりすることのない作品でもあり、いつもどこかでディケンズが見守ってくれ、「さぁ、今年もやろうじゃないか!」と声をかけてくれるような気がします。

今年は、コロナでずっと引っ込んでいたんだけど、それだけじゃいけないと思ったの。るいままのキャロルから始めようとおもったのと言ってくださる方もいて、この3年のコロナ騒動はウイルスだけではなく、どれほどひとの心の重荷になっていたんだろうと実感しました。

こうして、みなさんと集え笑顔をみせていただけたことが、私たちにとっては一番のクリスマスプレゼント。ご協力いただいた、讃岐おもちゃ美術館カフェのみなさん、宇多津 蔵カフエこうらくのみなさん、ほんとうにありがとうございました。

「また、来年もクリスマスキャロルしてね」とたくさんの方からお声がけいただきました。来年も、またディケンズがなにか言ってくるとおもいますので、そのときはどうぞよろしくお願いします。
  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)ガイドリポートるいまま

2022年12月24日

讃岐おもちゃ美術館カフェでクリスマスキャロルを!12/24 記録







【讃岐おもちゃ美術館カフェでクリスマスキャロルを!12/24 記録】

2022年のまちかど漫遊帖レギュラーコースの最後のプログラム「讃岐おもちゃ美術館カフェでクリスマスキャロルを!」無事終了しました!




半年前、IKUNASの月社長や、マネージャーのみちこさんと打ち合わせしたときは、暑いねぇなんて言ってた頃。

ここ、ピアノがあるといろんなことができると思うよというと、その場で月ちゃんがピアノをもらえる交渉を始めるという、さすがの行動力を目の当たりにした日でした。



では、本日の記録

14:30 るいまま組が機材とともにおもちゃ美術館カフェに到着。



私は、みんなを待ちながら、本日料理を作ってくれるシェフのクリームパスタが美味しいと聞いていたので、腹ごしらえ(笑)。


15:00 カフェを半分クローズしての設営開始、とはいえ、私たちができるのはテーブルの移動くらいで、あとは谷やんまかせ。いつもありがとうね! 谷やんの後ろに写っているのが、今日、お料理を作ってくれる、讃岐おもちゃ美術館の若きシェフ。



はじめての会場は、音の響きがすごくいいのに、音が回ったりしない、うたのぴよも、サックスのきんじも「こわいぐらい気持ちいい」と言う。



16:00 発声練習代わりに、おもちゃ美術館カフェにあるみんなのピアノで、本編では歌わないクリスマスソングを歌う。すぐに伴奏してくれるくりす。さすがですね。







おもちゃ美術館がクローズとなり、館長の中橋がご挨拶にきてくれて、今日はクリスマスキャロルを観られない中橋もためにクリスマスソングを一曲。




16:30 お客様があつまりだしました。

17:00 定刻で開演。るいまま組 音楽と言葉「クリスマスキャロル」のオープニングは、カノンにのせたクリスマスメドレーから。








18:00 クリスマスキャロル無事終了。今日も楽しく演じさせていただきました!

2010年に最初の音楽と言葉「クリスマスキャロル」を公演したのは、るいまま組のご近所にできた、街の小さなレストラン。あのときから12年がたちました。

12年分の思い出をいろいろお話させていただき、はじめて観るお客様も、毎年「これを観なきゃクリスマスが来ない」と言ってくださるお客様も、みんな集って、この日のために心をこめて作られたお料理をいただきます。



















今回の公演でお世話になった、IKUNASの久保月社長




細々したことまで相談にのってくれ、最後まで支えてくれた川田美智子さん




楽しいクリスマスイブニングをありがとうございました。

今回は、明日もまだ 宇多津の本番が残っていますので、詳しいことは、そのあとで。
  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)ガイドリポートるいまま

2022年12月20日

公楽のダンスホール





【公楽のダンスホール】

毎日、宇多津(笑)

今日は、12/25 聖夜におくる料亭からのお裾分け 音楽と言葉「クリスマスキャロル」at 蔵カフェこうらく の会場打合わせ。



会場となる、#蔵カフェこうらく は、#百年料亭公楽 さんの大広間だった場所。当時の雰囲気を残しつつ、いまは、椅子席になっています。




音楽と言葉「クリスマスキャロル」をご覧いただくのは、1階の #公楽のダンスホール だった場所。

昔は、料亭でお食事をしたあと、このダンスホールで音楽やダンスを楽しんでいたとのこと。





マントルピースやカウンターのある、ちょっとあやしげなおとなの雰囲気。昔のレコードや雑誌が無造作に置いてあります。

宇多津のまち歩きのとき見学し、いつかここで何かをと話しておりましたが、満を持しての「クリスマスキャロル♪」

打合せ前にいただいた、料亭の卵焼きが挟まれたサンドイッチ。半分食べて、半分お土産。



  
  


Posted by まちかど漫遊帖 at 00:00Comments(0)コース構築中るいまま

2022年12月15日

トキワ街 Sai でスイーツなど





【Sai】

トキワ街にショッピングモールができるかもしれないときいたので、ひさびさトキワ街まち歩き。

マンションが建ち、ときわ茶寮周辺はきれいさっぱり無くなり、OPAあたりは塀に囲まれ、街の形はずいぶん変わった。

恵美さんの演劇仲間でもある 観光町 #西院寺 さんがしているcafe #Sai でコーヒーを飲むことに。





造りはヨーロピアンな昭和の喫茶店なのに、お客さんは場所柄か若者が多く、レトロなカウンターで綺麗な男子を撮影していた。

私たちばばぁsも、負けずにかわいすぎるスイーツなんぞ注文する(笑)






ドアを入ってすぐに、大好物の昭和6年の住宅地図が貼ってあり、るいまま組のご近所の高橋病院周辺を写した。

今は拝殿だけになっている #槻本神社 も、ずいぶん広い。藤塚町も田町も商店街は隙間なく商店がならんでおります。




マスターが、常磐町商店街がだしているプレミアム商品券を教えてくれて300円お得になりました。



ありがとうございます!
  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)まちの情報るいまま

2022年12月13日

ハマノ製靴所 R4号ブーツ




【Rちゃん4号 ブーツ】

ハマノ製靴所 に、オーダーメイドシューズ R4号ブーツを引き取りにいき、2号エナメルシューズをメンテナンスに出す。

靴職人の濱野夫妻が2号を見て、これだけ履いてくれたら本望というくらい履き込んでおります(笑)

4号ブーツもいろんな所に履いて連れていき、一緒に歩き回ります!

このタイプの既製ブーツより1センチちょっと長いのが、私のこだわり(笑) 靴職人のこだわりは、いっぱいあるけど、楽しそうに語ったのはつま先に施した細かいRとハートのドットマーク。

みなさん、会ったときには、つま先見てな(笑)










■ハマノ製靴所から

おそらく2022年最終納品となる、フルオーダーブーツ。
10ホールはうちとしては珍しい長さ。
お持ちの服や、コーディネートを吟味してこの長さ。
実にいい感じ。

脱ぎ履きしやすいように内側にファスナーを。

つま先には、イニシャルをモチーフに愛をプラスしてメダリオン(穴飾り)を。(このデザインだけで3~4日費やす。。。)

オールブラックなので、履くときだけにちらっと見えるレッドの中敷は、勝手にアレンジ(笑)

いつもながらに、色々つめ込みました。もちろん魂も。

しっかり履いていただけるように、色んな景色を見せてもらえるように!
なんて思いながら、嫁がせました。

今日のコーディネートもバッチリ♪
ありがとうございました!









  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)まちの情報るいまま

2022年12月12日

京都 odashi 子ども食堂





【odashi 子ども食堂】

京都駅からTHEATREe9まで20分弱歩き、開演よりちょっと早く着いたのでお隣にある #カフェodashi で和紅茶を飲む。







宇治田原で栽培されているという和紅茶は、癖がなく優しい。



odashiは安全な食材と発酵食のカフェで、子ども食堂もされているということで、お話を聞かせていただくと、



無料の子ども食堂は維持継続ができなくなり閉鎖するところがあるが、ここは、カフェを利用するおとなが200円寄付することで、それが子ども食堂に反映されるとのこと。

子ども食堂は、一時的なものじゃなく安定して継続されることが大事だ。だから全てを善意にたよる方法では限界があると思っていた。

このお互いさんの考えはいいな。いま子ども食堂を利用する子どもたちがおとなになったとき、次の子どもたちのために寄付してくれるといいね。

私も、ちょっとだけまとめて寄付してカードを貼ってもらった。









20:00くらいまで夜カフェをしていると聞いていたので、公演のあと、ごはんを食べにもう一度寄り、食事と睡眠で自己免疫あげとかなねと話しながら晩ごはん。







  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)るいまま

2022年12月09日

山陰中央新報の140周年





「隙のある風景」のケイタタこと日下慶太がすすめていた山陰中央新報の140周年の企画広告が、最終回を迎えた。

ひとつひとつの言葉が、ゆっくりと染みてくる。

とかく、明らかに見えたり、大きく聞こえたりするものに称賛は偏りがちだが、そうじゃないところこそが世の中を支えていることに気づくひとが増えるといいね。

山陰中央新報 yourube
https://youtu.be/Ft374Qt2-GM



…………………

日下慶太のFacebookより


いよいよ最終回。山陰中央新報の140周年広告の14回目。






すべての思いをぎゅうぎゅうと込め込んでは削りコピーを書きました。島根をぐるぐると回って、たくさん取材して、たくさん写真撮って、楽しすぎた。またこんな仕事ができますよう。

=========================

広告主:山陰中央新報社 読者局(大庭 浩史・戸谷延康・原正樹)
CD&C:日下慶太
AD&D&P:布野カツヒデ (あしたの為のDesign)





  


Posted by まちかど漫遊帖 at 17:18Comments(0)まちの情報るいまま

2022年12月04日

冬の残月亭 数寄者茶会 12/4記録





【冬の残月亭 数寄者茶会 12/4記録】

冬の残月亭 「#数寄者臘八茶会」無事終了いたしました。ありがとうございました。



#まちかど漫遊帖 は、どの席も会費という形で集金させていただくので特別な決まりごとは何もないのですが、

数寄者茶会シリーズは席亭が茶人ですから、お茶人さんがお集まりいただくことも多く、封筒に「寿」と書いてくださることがあります。

席のなかでも話題にでましたが、炭から道具から場所から掃除から、ひとが集まり茶をいただくまでには、前段階の準備があれこれあり、

無事に席が開けることは、亭主にとっては大変めでたきこと。ともに喜び労る、日本のよき風習なんだなと感じます。

#臘八茶会 と銘打ちながら、座禅とも断食とも縁遠い、#チーム数寄者茶会(中條、住田、るいまま)ですが、



そこは知恵を働かせた設えと、この日のためのお菓子でみなさまをお迎えいたしました。



■今回は、ひさびさの濃茶席。

各服点てになって久しく、なんだか濃茶が薄茶の濃いやつになり、濃茶を回し飲むことによる、一座建立というか、非日常的な儀式感がなくなっておるなというところに、

茶人が官休庵の若宗匠から新しいカタチの濃茶席を提案されたということで、ご家族やお仲間など近しい方とお越しくださったみなさまには、先にお伺いし、回す茶もお出しすることに。

茶人は、濃茶らしい濃茶をねることができ懐かしい気分になりましたと言い、お客様も濃茶を回すなんて久しぶり、こうだったかしら、ああだったかしらと、話題も華やぎ、良き席となりました。

プロデューサーの私としては、初めて濃茶に触れるかたも、各流派の先生がたも同じ席に座り、解説しあいながら誰もが困らぬよう茶を回していく和やかな雰囲気に、認め合い助けあう本来の茶の世界を見られた思いです。

床は、年末らしく「無事」
香炉の上には、カエルが座禅を組んでくれています。





釜は、古芦屋。500年の時代を超え、今も茶席にでる釜は小ぶりながらすべてを受け入れる存在感。



水差しは赤木明登の桶。元はもっと黒かったようですが、いい具合に赤が出てきております。




大ぶりの茶入は備前焼ですが、持てば軽やか。軽さは土の良さだそう。




この日の茶碗は、いろいろ準備されておりましたが、お客様のお顔をみながら半東の洋子ちゃん、奈美ちゃんが選び水屋からでてきます。



一番人気は、クリスマスツリーのような絵の描かれた鼠志野。



そして、茶人作の黒楽。こちらは広島の武将茶人であり作陶家でもある上田宗箇の茶碗「さても」をイメージして作ったそう。茶碗の外側のしのぎがシャープで男らしい茶碗ですが、手にすっぽり収まります。




花は、紅白の椿にまんさくの照葉。花入れはハンガリーのもの。




■パティスリースミダが臘八をイメージしたのは、ブールドネージュ。フランス語で「#白い雪の玉」です。



打ち合わせのとき、黒漆の銘々皿を使います、外は地味目でと茶人からの指定があったのに、えらい派手ですなと突っ込むと、

外はグルテンフリーのスポンジだけですよ。この時期は、なにかと外に武器を載せますが、それは全て中におさめましたと住田さん。



中には全て柔らかさの違うムースが縦割りに入り、口に運ぶたびに新しい美味しさがひろがります。

ムースに選ばれた果物と、密かに忍ばせた餡と金柑が、単にフランス菓子とは言えない、茶席の逸品になりました。

見事な返しでございます(笑)




■1席目

茶室る庵 とは切ってもきれない漆作家 北山圭一 さん。洋子ちゃんから濃茶のいただき方を聞くの図。





こうしてお茶会に足を運ぶたび、次作のイメージがわくそう。最後にお出しした干菓子ののった猫のお皿に興味津々。




■2席目

盆点前ボーイズの今出くん、茶人かもちゃんから濃茶のいただき方を聞く図。





坂出の浦田ご夫妻も、はじめて残月亭茶会に来ていただきました。




■3席目

茶室る庵の茶杓「好日」を作ってくれた吉田誠さんと尚美ちゃんご夫妻が来てくれて、茶杓のわだいに盛り上がりました。

輸入品であった象牙の茶杓時代から、日本独特の美でもある竹の茶杓ができるまでや、蟻腰のことなどなど。




■4席目

最後のお席は、もう真っ暗。庭にはランタンを置きましたが、残月亭ファンの川西さんがきてくださると、場はパッとあかるくなりました。




公楽の米崎さん、美里さん、次はクリスマスキャロル。よろしくお願いします!





  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)ガイドリポートるいまま

2022年12月03日

カレー屋maru に参りました。







【カレー屋maru】

ご近所なのに、あまりに普通のおうちすぎて、なかなか行けてなかった #カレー屋maru に参りました。

なんと、日本代表勝利のふるまいワインがあって。めでたし!



今日のカレーは、ムガール帝国のチキンカレーとオリーブココマサラ。こちらも、最後の一皿に間に合い、めでたし!

カレーもチャイも、スパイスのあんばいがよく、丁寧で美味しく、一気にファンになりました。なぜ、もっと早くこなかったんだ、私たち。ディナーも来ようぜ!と話しながら完食。

七赤金星おんなのラッキーフードはカレー、12月のラッキーカラーは黄色。こちらも、めでたし!











  


Posted by まちかど漫遊帖 at 18:18Comments(0)まちの情報るいまま

2022年12月03日

佐々木良の手ほどき自分で訳す万葉集 12/3 記録





【佐々木良の手ほどき自分で訳す万葉集 12/3】




#まちかど漫遊帖2022秋 の #佐々木良 は、現代奈良弁で訳した万葉集。

本の表紙のキョトンとした鹿とスマホをあやつる大伴家持のかわいさと、「#愛するよりも愛されたい」という、謎のタイトルも相まって、

発刊以来売れに売れ、発行元の万葉社にもamazonにも本がなく、講座の日に本がまにあうのか!とドキドキしながら当日。

いろんな方のご協力で30冊確保できたと良くんが現れ、ホッ(笑)




世に万葉集の講座は星の数ほどあり、そこに集まる皆さまは、ふむふむなるほどとエライ先生の言葉に頷き、お勉強する自分に酔う時間を楽しんでおられましょうが、

この、佐々木良の万葉集の講座に関しては、ゲラゲラ笑い声が起きる異例の現象。








その上、この本を書くにあたって、最も参考にした資料として、付箋だらけの少年ジャンプが掲げられました(笑)



すでに、この本を手にし、あまりにぶっ飛んだ訳に笑いながら90首読み切ったみなさんもおられるでしょうが、

本の仕掛けをきけば、たぶん、その3倍くらい笑います(笑)

ここでは詳しく書きませんが、こんなに細かい仕掛けがあちこちにあるなら、講座は一回でいいのか? もう一回やっとくべきじゃないのか? と思うほど。

ご参加のみなさんが書かれた感想をを読むとヒントになるかも(笑)

万葉社所属の書き手であり、デザイナーであり万葉社社長であり、営業も総務も庶務もひとりでこなす、マルチ作家 #佐々木良 のシリーズ次回作も、進んでおるようです。お楽しみに!
















■尚美ちゃん

とても楽しい万葉集の講座に行ってきました(* 'ᵕ' )☆
令和版万葉集
笑いっぱなしの1時間半
とーっても楽しかった
人間はやっぱり人間でした笑

■はっちゃん

日常を忘れて、本当に穏やかな豊かな時間を友達と過ごせて幸せ。

嫌な事や腹の立つ事も忘れて、奈良弁で現代風に訳された万葉集は、クスッと笑いが出てニコニコしている自分に気づく。こんな時間は大事だなぁ。
いい一日

■ゆうこりん

令和言葉・奈良弁で訳した万葉集は本当にオモロイです♬特に恋の歌は現代風に訳してあるので、よくわかるし笑えます。子どもたちがこんな万葉集を読んだら、きっと古典好きの子が増えるでしょうね❤︎因みに「少年ジャンプ」は参考文献だそうです #まちかど漫遊帖 #万葉集

■菅野ちゃん

今も昔も
恋する気持ちはおんなじ。
笑い笑いの会。

こんな授業なら古典好きになるわ。
キラキラする



■愛ちゃん

著者である佐々木良さんの解説は
なるほど~と思うような深い考察をされていて とても楽しかったです
万葉集は原本は残っておらず、模写?したもので一番古いものが全国に5冊だけ残っているそうで、この内の一冊が髙松の冠櫻神社にあるそうです。讃岐の歌が5番,6番にでてきたり。
香川県で縁が深い万葉集をもっと知って欲しいとの熱烈な愛を感じました。
そして令和の奈良弁で訳して出版したこちらの本は大人気で今は在庫がなく刷り待ちだそうです。
表紙(の意味を聞くと笑います)にも中の字のフォントにもルビにもこだわり、子供から大人まで楽しめるようです
メディアにもひっぱりだこなこちらの本を参加者特典で購入できました。
解説を聞いてから読むとまたいろいろな楽しみ方が増します。
4500ある歌のうち1冊目におさめられているのが90なので、全部訳すと50巻まで!?となりますが、どうなんでしょう?笑

さて、出された宿題を楽しみながら考えてます難しいですがいろんな可能性(訳し方)があるとですよ


  


Posted by まちかど漫遊帖 at 01:01Comments(0)ガイドリポートるいまま