漫遊帖「暦」
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 13人


漫遊帖top  2024春コースリスト  アンケート  ガイド関連web
 

■取材等について■ 取材等のご依頼は、ガイドブックにのせているツアー申し込みの連絡先への直接のアポはご遠慮ください。まちかど漫遊帖事務局または総合プロデューサーるいまま まで。



2018年11月10日

力強い歴史の象徴





 【力強い歴史の象徴】

夕べのブルータリズム建築についての講演会。

聴講されるのが、建築関係者や建築に興味のある方が多いなか、私はやや場違いではあったのだが、大変おもしろい2時間だった。

講師の磯さんが、次々みせてくれた、1950年代から1960年代に建てられた建物の写真は、効率的や便利など度外視したような個性の塊たる造形物に見えるが、それは高度成長期の日本社会がもとめていたものだったと説明をうけ、

この造形物たちは、日本がブルトーザのごとく力強く歴史を刻み、壮大なる夢を描けていた時代の象徴なのだと認識を新たにした。

残念なのは、それを設計したひとたちは、まわりの風景もふくめてデザインしたはずなのに、発注元は官公庁が多いので、ゆとり部分は勝手に駐車場に塗り替えられているところだ(笑)

磯さんは、途中から説明を置いて写真が変わるたびに「かっこいいですよね」「すごいですよね」と興奮ぎみに言い、「僕は、埼玉県に生まれ育ち、そこにあった小さなブルータル建築 をみただけでも、子どもながらに感動していた」と話し、「その頂点にある丹下健三建築が日常的に見られてる高松市が羨ましい」とおっしゃった。

丹下健三が船形体育館を造ったとき、構造計算事務所にいらした方も来られていて、ひとつのプロジェクトに向かうためにたくさんのひとが熱をもって動いていたことも伝わった。

あの頃の日本が志し高き青年なら、いま、日本は老年期のような気がする。冒険的であったり挑戦的であったりよりも、万民に優しく効率的で当たり前が好まれる。

しかし、いまの時代に生きるワカモノたちが、ふたたびブルータリズムに目を向けていると聞き、力強い歴史に対する羨望や啓蒙は忘れられていないのだと感じた。

古くなったと壊してしまうことは簡単だが、そこに刻まれた歴史を知り、造ったひとたちの思いを考え、いまどう使えばよいかを思考することが、おとなの国のやり方ではないだろうか?

力強い歴史の象徴


まちかど漫遊帖では、そんなきっかけともなる、一級建築士 カワニシノリユキがご案内するコースも展開しています。
この秋は、明日11/11開催。お時間あれば是非!

■船の体育館のことを知ろう
2018 11/11(日) 13:45
ことでん志度線 今橋駅 集合
500円

お申し込み
noriyuki.k@gmail.com

または、るいままま 09037836239 までご連絡いただければ繋ぎます。








漫遊帖top  2024春コースリスト  アンケート  ガイド関連web
 

■取材等について■ 取材等のご依頼は、ガイドブックにのせているツアー申し込みの連絡先への直接のアポはご遠慮ください。まちかど漫遊帖事務局または総合プロデューサーるいまま まで。



同じカテゴリー(まちの情報)の記事画像
圓通寺 盆点前稽古 8月記録
ジャンキーノンキー
たかまつ国際古楽祭2023 スケジュール
うみまち商店街で 高松花火大会を観る
東谷ちゃらちゃん祭り 来た〜
9/2 槻本神社 例大祭
同じカテゴリー(まちの情報)の記事
 圓通寺 盆点前稽古 8月記録 (2023-08-28 18:18)
 ジャンキーノンキー (2023-08-28 18:18)
 たかまつ国際古楽祭2023 スケジュール (2023-08-21 18:18)
 うみまち商店街で 高松花火大会を観る (2023-08-13 18:18)
 東谷ちゃらちゃん祭り 来た〜 (2023-08-12 18:18)
 9/2 槻本神社 例大祭 (2023-08-04 18:18)

Posted by まちかど漫遊帖 at 12:29│Comments(0)まちの情報
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
力強い歴史の象徴
    コメント(0)